脱毛サロンやクリニックもクーリングオフ可能!手順や書き方を解説!

脱毛サロンやクリニックもクーリングオフ可能!手順や書き方を解説!

強引な勧誘などによって、自ら望んだわけではない契約をしてしまうことはありますよね。

帰宅してから後悔し、泣き寝入りする人も多いようです。

しかし、実は脱毛サロンや医療脱毛クリニックでも、クーリングオフすることができるのです。

今回はそんなクーリングオフの制度のおさらいと、手順や通知書面の書き方を徹底解説します!

クーリングオフ制度とは?

クーリングオフ制度とは?

名前自体はよく聞く「クーリングオフ」ですが、なんだか難しくてよく理解できていない方も多いですよね。

クーリングオフとは、訪問販売や強引な勧誘など本人が強く望まない契約や、マルチ商法などリスクの高い契約をしてしまった時に、一定の条件・期間内であれば無条件で契約を解除できることができる制度です。

脱毛サロンやクリニックは、その中でも「特定継続的役務提供」に該当し、特定商取引法で以下のように定められています。

第四十八条 役務提供事業者又は販売業者が特定継続的役務提供等契約を締結した場合におけるその特定継続的役務提供受領者等は、第四十二条第二項又は第三項の書面を受領した日から起算して八日を経過したとき(特定継続的役務提供受領者等が、役務提供事業者若しくは販売業者が第四十四条第一項の規定に違反してこの項の規定による特定継続的役務提供等契約の解除に関する事項につき不実のことを告げる行為をしたことにより当該告げられた内容が事実であるとの誤認をし、又は役務提供事業者若しくは販売業者が同条第三項の規定に違反して威迫したことにより困惑し、これらによつて当該期間を経過するまでにこの項の規定による特定継続的役務提供等契約の解除を行わなかつた場合には、当該特定継続的役務提供受領者等が、当該役務提供事業者又は当該販売業者が主務省令で定めるところによりこの項の規定による当該特定継続的役務提供等契約の解除を行うことができる旨を記載して交付した書面を受領した日から起算して八日を経過したとき)を除き、書面によりその特定継続的役務提供等契約の解除を行うことができる。特定商取引に関する法律

法なのでかなり難しく書かれていますが、簡単に解説すると以下のようになります。

契約日から8日以内に書面を出せば、クーリングオフ(無条件で契約解除)できる!

望んでいない高額な契約を交わしてしまっても、我々消費者は特定商取引法により守られているのですね。

クーリングオフが適用される3つの条件

クーリングオフが適用される3つの条件

クーリングオフ制度自体は前述の通り、契約日から8日以内であれば可能です。

しかし、脱毛サロンや医療脱毛クリニックでの契約が、全て上で挙げた「特定継続的役務提供」に該当するとは限らないのです。

では脱毛サロンや医療脱毛クリニックが、「特定継続的役務提供」に該当する条件2つを見てみましょう。

  • 契約期間が1ヶ月を超えるもの
  • 契約料金が5万円を超えるもの
注意
「超える」とは、そのものを含まない言い回しなので、1ヶ月ぴったり・5万円ぴったりの契約は、この条件に当てはまりません。

この2つの条件の両方をクリアしていれば、初めて「特定継続的役務提供」に該当することになります。

つまり、クーリングオフ制度が適用されるには、以下3つの条件を全て満たしている必要があります。

クーリングオフが適用される条件3つ
  1. 契約日から8日以内にサロンまたはクリニックへ書面を提出すること
  2. 契約期間が1ヶ月を超えていること
  3. 契約料金が5万円を超えていること

自身が交わした契約が上の3つの条件を満たしているか、契約書類を今一度確認してみましょう。

医療脱毛クリニックもクーリングオフの対象に!

医療脱毛クリニックもクーリングオフの対象に!

実はつい最近までは、医療脱毛クリニックでの脱毛は医療行為に当たるため、クーリングオフの対象外とされていました。

しかし、全国の消費生活センターに寄せられる美容医療サービスに関する相談は、近年2,000件程度と非常に多い件数で推移しています。

美容医療サービスに関する年度別相談件数

出典:美容医療でクーリング・オフが可能なケースも!-特定商取引法に美容医療のルールが加わりました-(発表情報)_国民生活センター

そこでトラブルを減少させるため、2017年12月1日に特定商取引法の改正が行われたのです。

このことで、美容医療に該当する医療脱毛も、「特定継続的役務提供」に該当する契約は、晴れてクーリングオフの対象となりました。

医療脱毛は勧誘がほとんどないですが、もし該当する行為があった場合は、勇気を持ってクーリングオフに挑戦してみましょう。

クーリングオフの手順を簡単4STEPでご紹介!

クーリングオフの手順を簡単4STEPでご紹介!

契約書類を見てクーリングオフに該当することが分かった方は、実際にクーリングオフの手続きをしてみましょう!

ここでは簡単な流れを、4つのステップに分けて解説します。

  1. ハガキを用意する
  2. ハガキに必要事項を記入する
  3. ハガキ両面のコピーを取る
  4. 「特定記録郵便」または「簡易書留」で送付する

一つずつ一緒にやっていきましょう!

1.通常は1枚、クレジット契約の場合は2枚のハガキを用意しよう

ハガキハガキ

出典:通常はがき – 日本郵便

まずはハガキを用意しましょう。

郵便局やコンビニで入手することができ、2018年現在は1枚62円で購入することができます。

この時注意しておきたいのは、クレジット契約をしている場合は、販売会社だけでなく信販会社にも通知しなければならない点です。

支払い方法をクレジットで契約した方は、販売会社用と信販会社用に2枚のハガキを用意しましょう。

2.ハガキの書き方は特に定まっていない!一般的な記載例

ハガキが用意できたら実際に必要事項を記入するわけですが、特に決まったフォーマットはありません。

必要事項が記載されていれば効力を発揮するので、あまり書き方にこだわる必要はないでしょう。

ここでは一般的な書き方の例を、販売会社宛と信販会社宛の2通りご紹介します。

【販売会社(脱毛サロン・医療脱毛クリニック)宛】の記載例

クーリングオフハガキの書き方
※画像はタップまたはクリックで拡大できます。

必要事項は以下の通りです。

  • 契約解除の意思表示
  • 契約年月日
  • 商品(コース・プラン)名
  • 契約金額
  • 販売会社(サロン・クリニック)名と担当者名
  • 返金希望の意思表示
  • 銀行名・支店名・口座番号
  • 送付年月日
  • 自宅の住所・氏名・印鑑

【信販会社(クレジットカード会社)宛】の記載例


クーリングオフハガキの書き方(信販会社)

※画像はタップまたはクリックで拡大できます。

必要事項は以下の通りです。

  • 契約解除の意思表示
  • 契約年月日
  • 商品(コース・プラン)名
  • 契約金額
  • 販売会社(サロン・クリニック)名と担当者名
  • クレジットカード会社名
  • 送付年月日
  • 自宅の住所・氏名・印鑑

3.ハガキ両面のコピーは必ず取ろう

クーリングオフは「発信主義」の制度のため、発信したときに効力が生じます。

つまり、ハガキを書いて送付する日付が特に重要なのです。

送付する日付が契約日から8日以内であれば、ハガキが販売会社に届くのが契約日から9日以上経過していても、クーリングオフは成立するのです。

コピーを取っておかなければ、万が一うまく届かず紛失されるようなことがあった時、手の打ちようがなくなってしまいます。

トラブルを避けるために、必ずハガキの両面のコピーを取っておきましょう。

4.特定記録郵便・簡易書留・内容証明のどれかで送付しよう

クーリングオフでトラブルを避けるためには、とにかく期間内に所定の処置をとった証が必要です。

そのため、ハガキの両面コピーはもちろん、郵送の際も普通郵便ではなく、「特定記録郵便」「簡易書留」「内容証明」を利用しましょう。

特定記録郵便とは?
郵便物を差し出した引き受け記録を残し、受領証がもらえる配達サービス。インターネットで配達状況の確認をすることもできる。
簡易書留とは?
郵便物の引き受けから配達までの送達過程を全て記録し、万が一届かなかったり郵便物が破損してしまった場合、実損額が賠償される配達サービス。郵便追跡システムにより配達状況が通知される。
内容証明とは?
文書を誰から誰あてに差し出されたかということを、差出人が作成した謄本によって日本郵便が証明する制度。

3つの郵送方法の記録や賠償・証明と料金を比較してみました(表は横にスクロールできます)。

3つの郵送方法の違い
特定記録郵便簡易書留内容証明
引受記録
配達記録
賠償
日本郵便の証明
ハガキ料金62円
加算料金160円310円430円
合計金額222円372円492円+一般書留料金

※料金は2018年現在のものです。
※内容証明については、一般書留とする必要があり、賠償額によって料金が変動します。

クーリングオフの通知書面の場合、引き受け記録が残れば良いので、一般的には特定記録郵便で問題ないでしょう。

ちゃんと配達されたか心配な方は、簡易書留や内容証明でももちろん大丈夫です。

クーリングオフ制度や通知の書き方に困ったら消費生活センターへ!

クーリングオフ制度や通知の書き方に困ったら消費生活センターへ!

クーリングオフ制度の仕組みと、通知の一般的な書き方や送付方法は、お分りいただけたでしょうか?

用意するのはハガキとペンのみ、必要事項も決まっているので意外と簡単に書面を作ることができますよね。

ただ、もしかしたらイレギュラーな問題で頭を悩ませている方もいるかもしれません。

その場合は、全国の消費生活センターへ問い合わせると良いでしょう。

クーリングオフ制度の適用の可否や、通知書面の書き方も丁寧に教えてくれるはずです。

全国の消費生活センター一覧はこちら

参考 全国の消費生活センター等_国民生活センター国民生活センター

クーリングオフすることのないよう契約は慎重にしよう

クーリングオフすることのないよう契約は慎重にしよう

今回はクーリングオフ制度の詳細と、通知書面の書き方について解説してきました。

簡単にできるとは言っても、何もないに越したことはありませんよね。

できれば、クーリングオフするようなことにならないのが一番です。

本当に自分が望んでいる脱毛プランなのか、よく吟味して慎重に契約するようにしましょう。

もし今回強引な勧誘などによって仕方なく契約してしまった方は、下の記事もチェックして今後に備えてくださいね^ ^

髭の脱毛サロンは強引な勧誘をされる?上手に断る方法とNGな断り方髭の脱毛サロンは強引な勧誘をされる?上手に断る方法とNGな断り方

では、良い髭脱毛ライフを!